今月27日(日)はアロマテラピーインストラクター試験です。
インストラクター試験の解剖生理学の覚書きとして内分泌系の
大切なところをメモ書きしておきます。
皆様の参考になれば・・・・

ナチュラーレスタッフの中川です。
ナチュラーレでは、アロマテラピー単発講座、ハーブ講座を担当しています。

 

学習のゴール

どの器官からどのようなホルモンが分泌され、そのホルモンはどの器官・組織に作用するか、
ホルモンによる主な生理作用や過剰症・欠乏症を学習し、自分なりのストレスとアロマテラピーに
関する見解が持てること。

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内分泌系は神経系に比べて長い時間をかけてホメオスターシス(恒常性)の維持を行う。
ホルモンと呼ばれる生理化学物質による調節システム。

◎内分泌腺  ホルモンを作る器官・・・下垂体(下垂体前葉・下垂体中葉・下垂体後葉)、
甲状腺、膵臓、副腎(副腎皮質・副腎髄質)、性腺(卵巣・精巣)等

作られたホルモンはそのホルモンに対する受容体を持つ標的器官に血液を通じて運ばれ、
標的細胞にのみ作用する。

 

●下垂体前葉・・・ホルモン分泌の中枢
成長ホルモンやプロラクチン(乳汁分泌ホルモン)を出す。
上位の内分泌腺として下位の内分泌腺へ刺激ホルモンを分泌し、下位の内分泌腺の働きを
コントロール=上位ホルモンによる調節。

●下垂体前葉の下位の内分泌腺・・・甲状腺、副腎皮質・副腎髄質、性腺(卵巣・精巣)

★下垂体前葉と下位の内分泌腺のフィードバックシステム(自動制御機能)
下位の内分泌腺がホルモンを分泌すると血液を通して下垂体前葉に届く。
血中ホルモン濃度が減少した場合・・・下垂体前葉から刺激ホルモンが出て下位の内分泌腺の
ホルモン産生を促す。

血中ホルモン濃度が増加した場合・・・下垂体前葉から刺激ホルモンが出て下位の内分泌腺のホルモン産生を抑制。

 

視床下部と下垂体
血液を通じて※フィードバックシステムが働いており、視床下部は下垂体に対しての上位の内分泌腺として働く。
下垂体前葉が下位の内分泌腺に分泌するホルモンは視床下部が分泌する視床下部ホルモン(下垂体ホルモン放出ホルモンと
下垂ホルモン抑制ホルモン)により調節される。

※視床下部と下垂体のフィードバックシステム
視床下部の体液情報中枢が血中のホルモン濃度を判定

視床下部の神経分泌細胞に情報を贈る

神経分泌細胞は体液情報と下垂体からの神経性の情報を受け、視床下部ホルモンと下垂体後葉ホルモンの産生を調節する

 

視床下部の役割・・・新陳代謝・体温調節・水分調節・消化・吸収・性機能・感情などの統合的な
作用を行う自律神経の最高中枢。
自律神経と内分泌系の両調節システムを統合している。

★ストレスや精神的変化などの脳の複雑な機能は、すぐに視床下部ー下垂体に影響を及ぼす。
ストレスとアロマテラピーについて自分なりの見解をもつこと。

 

暗記箇所

内分泌器官からどのようなホルモンが分泌され、どの器官・組織に作用するか、
またその分泌ホルモンによる生理作用や過剰症・欠乏症を明確にしておくこと。
添付される表にて確認

☆覚える内分泌器官

視床下部、下垂体(下垂体前葉・下垂体中葉・下垂体後葉)、松果体、甲状腺、副甲状腺(上皮小体)、
膵臓、副腎(副腎皮質・副腎髄質)、性腺(精巣・卵巣)

 

ex,視床下部→下垂体へ視床下部ホルモンが分泌され、さまざまな下垂体ホルモンの分泌調整をする。
下垂体中葉→メラニン細胞刺激ホルモンが分泌され、メラニン形成促進、皮膚メラニン細胞に作用。
過剰症としてはメラニン色素沈着症がある。

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